【感想】灰と幻想のグリムガル level.21 光と闇を切り裂いて征け

ネタバレあり

 オープニングはマナトがグリムガルに来る前の様子が語られますが、西暦2100年の日本は世紀末的な恐怖と暴力が支配する荒廃した世界だったようです。戦争なのか他の要因なのかは語られませんでしたが動物が大型化してたり三つ目の熊がいたりするあたり元々ファンタジーの入った世界線だったのかも知れません。

 前巻、方舟に人が来たのは約四十年前が最後とハルヒロが言っていたのでそれがハルヒロ達の事であれから四十年後だと思っていましたが別の人のことで、実際は百年近く経っていたのは驚きました。

 方舟近くに現れた神官兵と戦闘になり途中ユメの子孫のヨリとリヨが助けに入ります。

 ヨリは六熾という剣と魔法のような技を使う魔法剣士な感じでリヨはオドラッドという格闘術を使い格闘する時のユメのような感じでした。

 現れた神官兵は侵攻の偵察と見当を付けたハルヒロ達はダムローの様子を窺いに行くことに。

 そこでゴブリンが虐げられていることを知ったヨリとリヨはゴブリンの解放を決意しハルヒロ達も手伝うことに。

 ピンチになりながらもその場を切り抜けたハルヒロ達は一人のゴブリンと知り合いタタと名付けると仲間として再びダムローへ。

 そこに待っていたのは聖者として異形と化したかつての神官タダ。そこにさらに鬼神として異形と化したかつてのチビも現れる。

 タタとマナトが仲良くなっていく場面は心温まりましたが今後多分楽しいことにはならないんだろうなと思うとこの温かさが逆に辛い。

 頭脳明晰だったかつてのマナトと違いこちらのマナトは両親の影響で怖い時でも笑ってしまうなど性格が全く違っていてあぁしっかり別人なんだなと思いました。日本に居た時から傷がすぐ治ってしまう体質なのはなにかあるのか気になります。