第一話、有名好事家の持つ絵が贋作だと告発する手紙が届きアナスタシアとユリウスが赴いたところ事実と判明。贋作師と贋作を商う画商とアナスタシア達の攻防が始まる。
リゼロの短編ではよくある最後のどんでん返し、意外な黒幕が面白かったです。
第二話、ガーフィールとフレデリカが再会したばかりの頃のお話。距離を縮めるため二人で工業都市コスツールに出掛けるが、そこにフレデリカの『稀血 』を狙うヘイデン・ガロが現れる。
都市の工作機械を操るヘイデンとの市庁舎が崩壊する程の規模の大きな戦いが短編レベルじゃなくて面白かったです。いまだ謎多きクリンドの異能も少し明かされ、『稀血』を持つヘイデンもいつか再登場するんじゃないかと楽しみです。
第三話、第四話は剣奴孤島に飛ばされたスバルがプレアデス戦団を立ち上げるまでのお話。
本編で語られてもおかしくない内容でスバルとグスタフの駆け引き、セシルスの企みを通して一つになるプレアデス戦団が良かったです。
略奪が当たり前のヴォラキアにあって「戦って勝ち取る」と「戦って奪い取る」の違いを説くスバル。戦団に動揺が走る中スバルの考えを尊重してくれた『合』の三人の友情が熱かったです。狼からは奪っても犬や兎からは奪わないというセシルスのまとめ方も分かりやすかったです。
そして砦を落としたセシルスがスバルに突きつけた覚悟への問い。仲間を傷つけまいとするあまり矢面に立ててこなかったスバルが仲間と共に戦う事を決意し、なお『死に戻り』を使ってでも犠牲を出さないと覚悟を決めるところが良かったです。