【感想】Re:ゼロから始める異世界生活 36

ネタバレあり

 城塞都市に退避したスバル達だったが、チシャが用意した戦いの鍵となる四大精霊の一体『石塊』ムスペルはすでに敵の手に落ち行方が分からなくなっていた。

 さらに屍人の復活はムスペルのマナを利用していることが分かり、屍人を倒し続ければやがてムスペルのマナが尽き、文字通りヴォラキアの大地が崩壊することがヴィンセントから告げられる。

 スバル達は精鋭部隊を編成すると『魔女』スピンクスを討つため再び帝都ルプガナに向かうのだった。

 一方、ルプガナに残ったアルはセシルスと合流。さらにロウアン、ハインケル達とも合流するとやがて来るはずの『英雄』のために帝都突入を阻む敵の排除を目指し動き出す。

 スバルの『死に戻り』に似たアルの権能。領域を展開することで次々とやり直し地点が更新出来ることや使い過ぎると何かしら代償があることが気になりました。

 『星詠み』といえばウビルクで、星から声を聞くというのが今までの認識でしたが、ロウアンやセシルスも『星詠み』で、選ばれればそれまでの人生を曲げられるようなものだというのが少し怖ろしかったです。しかも与えられた天命を果たすと天命の成就のためにねじ曲がっていた価値観が理解出来なくなる、というのも怖ろしいと思いました。

 しかも埒外のセシルスに至っては聞こえてくる星の声を理解しようとせず観客とみなしてそれを無視するということをやっていたと知ってその規格外にまた驚きました。