【感想】Re:ゼロから始める異世界生活 37

ネタバレあり

 帝都ルプガナ、帝国の運命を決める五番勝負。

 先鋒、タンザ&エミリアvsヨルナ、ではなくロウアン・セグムント。ヨルナではなく彼女を倒そうと屍人になったロウアンからヨルナを守るという最初からイレギュラーな対戦。ロウアンを圧倒するタンザの強さに驚きました。ヨルナと再会して彼女を守ろうという強い意志が魂婚術を通してタンザをさらに強くしたんだなと、その気持ちに感動しました。

 次鋒、ハリベル&グルービーvsユーガルド・ヴォラキア。ユーガルド自身はなんだか屍人として蘇らされただけでヨルナことアイリスをずっと想っているだけで帝国の危機とは無関係な感じで、蘇らされた被害者みたいなイメージを持ちました。

 荊で他者を縛る呪いも彼自身にかけられた呪いで、そのせいで孤独に生きるしかなく、選帝の儀が終われば生を終わらせようとまで考えていたところに現れたアイリスに生きようと心動かされた物語がもはや過去の話というのも相まって切なかったです。

 中堅、ミディアム&ロズワールvsバルロイ。ミディアムとバルロイの対話の機会を作ると見せかけて、ミディアムがいることでバルロイの全力を出させない嫌らしい戦いをするところがさすがロズワールと思いましたが、スバルが死に戻りでこの組み合わせを選んでいたことを知るとスバルもなかなか、と思いました。もっともこの帝都決戦で一人の犠牲も出さないと決心しているスバルには策の卑怯や潔癖を選んでいる余裕なんてないんだろうと思いますが。

 普段はあまり見られないロズワールの派手な戦闘や利用できるものは全て利用する最後の化かし合いが面白かったです。

 副将、ガーフィール&ハインケルvsマデリン。マデリンの攻撃で死に瀕したガーフィールが走馬灯を見る場面があり、それが劇場で周りの席を今まで出会った人々に囲まれるというのが敵も味方も含めて今のガーフィールを作っているという感じがして良かったです。

 竜人が龍が人の形をした進化した存在として生んだもので、竜人を生んだ龍は龍殻化し意思疎通が困難となるという設定が語られましたが、そうするともしかして神龍ボルカニカも竜人を生んだためあのような状態になったのでは? と思いボルカニカの竜人もいずれ登場するのかもと思いました。

 大将、セシルス&アルvsアラキア。行方が分からなくなっていたと思われていた『石塊』ムスペルをアラキアが喰らっていたというのが驚きました。セシルスが縮んでいた理由が明らかになりましたがそのままチシャに頼まれたから、というのが意外でした。

 最後は代表者戦スバル&アベルvsスピンクス。決死でスピンクスを倒したものの複数のスピンクスに囲まれ絶体絶命もはやここまで、というところでアベルがここまで隠してきた切り札『陽剣』を抜いたのが驚きました。てっきり所有権みたいなものがプリシラにあるものとばかり思っていて、私もチシャの策にまんまとハマりました。