異能が存在する世界で主人公・積木来都が三年後の世界の崩壊を止めるため仲間と共に未来を変えていく学園ファンタジー。
異能犯罪を取り締まる捕獲者 を養成する学校に入学した主人公。世界観として才能 を悪用する犯罪者が存在し、それが組織立っているのが才能犯罪組織 。主人公は無能者というわけではなく普通に才能 を持っているけど、捕獲者 を育てる学校の中で才能犯罪組織 に対抗するため才能犯罪組織 を立ち上げるという展開がワクワクしました。世界を崩壊させる【ラビリンス】の影響はどこまで及んでいるのか分からないので正義の側の【 CCC】にも主人公達のやろうとしていることを気取られてはならない。敵、味方、主人公の三つ巴の未来を巡る暗闘がワクワクします。
来都は仲間を集めてチームを作りますが、その中に男子が入っているのが珍しいと思いました。前作「ライアー・ライアー」にも榎本のように男子キャラは登場しましたが先輩ということもあり主人公とは少し距離がある感じだったのが、今作の音無は同級生で同じチームと、しっかり絡んでくれそうです。友人キャラという感じでもなくドMでイジられキャラな感じも同じ仲間としては珍しい気がします。
他のメンバーも個性的で魅力のあるキャラ付けがされていてこの先の展開も楽しみです。
終盤明かされた来都達のチーム名は【迷宮の抜け穴 】。【ラビリンス】によって作られた歴史の迷宮を攻略しようという来都の意気を感じました。
また、仲間達にも明かされていないのが、来都が助けようとしている一条光凛の殺害に大きく関わっているのが【迷宮の抜け穴 】の四人だということ。チームは結成されましたがその未来は変わっておらず、彼女達を味方にしたまま未来を変えることが出来るのか、続きが楽しみです。