読書感想2025年3月

3月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:0
ナイス数:65

どうせそろそろ死ぬんだし (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)どうせそろそろ死ぬんだし (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
まず探偵が語り手なのが珍しいなと思い、所々違和感のある記述があるのが気になりつつ読み進め、三日目でのどんでん返しになるほどと驚きました。果たして犯人は誰なのか、どうも薬院の婚約者の死になにかありそうだなと読み進めて、なるほど登場人物一覧でも分かれてる桜子が真の探偵役のパターンかと思いきや、さらなるどんでん返しに驚きました。幻視ということで同じこのミスの安楽椅子探偵が、舞台は最近新装版を読んだ東野圭吾先生の作品が思い浮かびました。突如覚醒したかと思った桜子が台本に従ってただけだったというのが面白かったです。
読了日:03月30日 著者:香坂 鮪
星くずの殺人 (講談社文庫 も 59-2)星くずの殺人 (講談社文庫 も 59-2)感想
半ばまで設定や人物の描写が続くんだろうなと思っていたので数十ページで事件が起こったのに驚き。逆にこれだけページ残って大丈夫なのかと思いましたが、宇宙という最高の密室で起こる事件には心配無用で、夢中で読みました。犯人の動機は宇宙が舞台のこのSFな物語には相応しい妙に納得出来るものだなと思いました。最初はヤバいヤツかと思っていた政木は癒やしとも言える存在でした。普段ミステリの死は記号としか思っていない私ですが澤田と宮原の死は珍しく悲しく感じました。伊東の遺したボールペンが最後までカギだったのがエモかったです。
読了日:03月27日 著者:桃野 雑派
ロクでなし魔術講師と禁忌教典23 (ファンタジア文庫)ロクでなし魔術講師と禁忌教典23 (ファンタジア文庫)感想
夢に囚われたグレンが見るのはセラと幸せに過ごすifの世界。始まりをなぞるようなシス達との授業風景はラスト手前の演出としてエモかったです。その幸せを捨てて歩みを止めてはいけないと歩き出すグレンとセラの別れはそうなるだろうと分かっていても涙が出ました。復活したグレンが自身の固有魔術を昇華させるいわば「乗り換え」の展開も熱かったです。ラストは世界を救った勇者は人知れず姿を消すというこれまた王道。最終巻どんな大団円が待っているのか楽しみです。短編集や作者二次創作も楽しみ。
読了日:03月27日 著者:羊太郎
ソードアート・オンライン プログレッシブ9 (電撃文庫)ソードアート・オンライン プログレッシブ9 (電撃文庫)感想
前巻から間があいたのであらすじ的なものが載ってるのがありがたかったです。読み始めると意外と覚えてるものだなと。再会したラーヴィクからのクエストをクリアするためアスナやキズメルと知恵を出し合う様子がゲーム感があって楽しかったです。日光を浴びたらアウトという状況がなかなかスリリング。強敵カイサラとエンカウントしてしまったキリトさんだけど不意打ちに激昂することもなくキリトさんの剣を見て見逃してくれるところなんか独特なキャラだなと思いました。最後にしっかり芋を要求するところは面白かったです。
読了日:03月26日 著者:川原 礫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア15 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア15 (GA文庫)感想
本編20巻、衝撃のラストに至るまでの裏側。壊滅とはいえまだ生死不明と分かりここからの逆襲に期待。本編でもベル君が散々ボロボロにやられるけど外伝は敵の性質上か生理的にグロい戦いが多いなというイメージ。ベル君と特訓していた時のアイズさんの心情が描かれたり、ベル君が倒したのと同種の敵センチピード・ドラゴンがこちらでは寄生されて強化された状態で現れたりと本編とのリンクが面白かったです。勇気ある撤退を選んだラウルはいつかのリリと重なりました。黒竜討伐の前にまずは迷宮の謎が明かされるのか続きが楽しみです。
読了日:03月23日 著者:大森藤ノ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 20 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 20 (GA文庫)感想
ダンまちは迷宮攻略と黒竜討伐どちらが最終目標になるのかと思っていたけど、ウィストリアの天上の侵略者のように世界を襲う危機が示されたのが最終章に向けて物語が動き出したのを感じました。ゼウスとヘラの時代からオッタルやレオンの時代、そしてベル君へと英雄の希望が受け継がれて来たのを感じました。どうなるかと思った学区とオラリオとの対立を利用し人々の気持ちを世界の危機に向けて一つにする神会の思惑がさすがでした。接近して繰り出す斬撃と飛ぶ斬撃とか、「丘を断ち、城を斬り、竜を討つ」とかダイ大味を感じました。
読了日:03月22日 著者:大森藤ノ
0能者ミナト<12> (メディアワークス文庫)0能者ミナト<12> (メディアワークス文庫)感想
神話の国・出雲が舞台なのが完結巻に相応しいなと思いました。ゾンビの正体がウィルスで肉塊が抗体だったというのはなるほどと面白かったですし、洞窟の正体がヤマタノオロチだったのは驚きました。オロチが復活しさぁ最終決戦だと意気込んだのも束の間、ミナトの策であっさり倒してしまったのも驚きましたがらしくて面白かったです。「完」と打たずに「閉店」という言葉で終わりを表現するラストがあとがきを読むと葉山先生らしさだったんだなと思いました。人と人との関係は変わるけど共有していた時間は残っていくという感じがエモかったです。
読了日:03月22日 著者:葉山 透
Re:ゼロから始める異世界生活 短編集11 (MF文庫J)Re:ゼロから始める異世界生活 短編集11 (MF文庫J)感想
望んだ加護を瞬時に得られるというラインハルトの異能。今回でなにやらラインハルト自身ではない力が関わっている感じが分かって気になります。ハインケルも昔はラインハルトを可愛がっていたのが分かりやりきれない気持ちです。ユリウスが養子だったというのも驚き。自身の病弱を嘆き兄に希望を託すも道を違えた事を悟ったヨシュアにウルッときました。ユリウスが最優であろうとするのはそういう事情があったんですね。意外と重い話が多い中、天真爛漫なミミには大いに癒されました。カワイイ!
読了日:03月18日 著者:長月 達平,大塚 真一郎
斎川唯はでも、アイドルでいる。 探偵はもう、死んでいる。Lovely Stage (MF文庫J)斎川唯はでも、アイドルでいる。 探偵はもう、死んでいる。Lovely Stage (MF文庫J)感想
斎川がまだ君塚達と出会う前のお話。自分に足りないものを見つけるため学校に通い始めた斎川は音楽を通じて友達を作り学園祭でのライブに挑む。これまでのスピンオフとはちがい異能が絡まない学園青春もので、これもまたたんもしの色んなジャンルを取り込んでいく面白さのあらわれだなと思いました。斎川の熱狂的なファンで自身もアイドルである藍沢のキャラが面白かったです。最強でさいかわな斎川のアイドルとしての強さや魅力が感じられた一冊でした。
読了日:03月15日 著者:森林 梢
りゅうおうのおしごと! 盤外編2 (GA文庫)りゅうおうのおしごと! 盤外編2 (GA文庫)感想
特典SSは巻ごとに一つのテーマについてヒロインそれぞれのエピソードが語られるような構成でヒロイン達の意外な一面が知れたりして面白かったです。ろりキャン☖は差し込まれる綾乃ちゃんのモノローグになにが起こるのかと思っていたら、まさかあんなことになるとは……。ひぐらしのパロディが面白かったです。書き下ろしの運動会は親交を深める清滝一門の姿にほっこりし、騎馬戦で戦局を操るあいちゃんがかっこよかったです。今作は各巻ごとのSSはもちろん、過去の時系列のお話が語られ、完結直前の本編への期待がより高まりました。
読了日:03月14日 著者:白鳥士郎
自分をSSS級だと思い込んでいるC級魔術学生 2 (オーバーラップ文庫)自分をSSS級だと思い込んでいるC級魔術学生 2 (オーバーラップ文庫)感想
今回も誰かのために戦うシオンがめちゃくちゃ格好良かったです。レスティア先生が辞めないといけないかもしれないという話に根拠もないのに気休めを言ったと自身の弱さを嘆く姿がとても真っ直ぐで眩しかったです。学校対抗戦イベントには出場しない流れだったのがやっぱり出場することになり、しかも急遽大将戦で勝利というのが熱かったですし、戦いの中で本当に覚醒したかと思いきや、相手も実は勝手に勘違いされているC級だし覚醒した魔法も自滅魔法というオチがついたのが面白かったです。
読了日:03月12日 著者:nkmr
灰と幻想のグリムガル level.22 生と死の狭間で僕らは咲いていて (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.22 生と死の狭間で僕らは咲いていて (オーバーラップ文庫)感想
前回出会った仲間達とも速攻離ればなれとなったマナトは異種族のジャコーと出会いグリムガルの地下に広がるワンダーホールへと招かれる。ハルヒロ達と新しい冒険に出るのかと思いきや全く想像つかない展開になるのがさすがですね。ジャコーがやって来たという境界には十文字先生のモンストルムを思い出しました。始まりの竜を目覚めさせルミアリスとスカルヘルを退けるのが目標っぽくはありますが多分順調にそうはならないんだろうな。アトナはランタなのか、メリイやセトラ、かつての仲間達の今後はどうなるのか気になります。
読了日:03月12日 著者:十文字 青
VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた10 (ファンタジア文庫)VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた10 (ファンタジア文庫)感想
VTuberラノベの先駆者として鳴り物入りで始まった本シリーズもついに完結。マイクラ世界の完成に最後寂しさを感じるシュワちゃんにシリーズ完結が重なって自分も寂しさを感じました。最終巻にきてフォームチェンジという新たな力に覚醒したシュワちゃん。伝説になるという決意も新たにライブオンの戦いはこれからだ! という感じのラストで良かったです。面接時のシュワちゃんは想像の100倍ヤバすぎた。AIシュワちゃんとの対話の最後、自身の分裂と再融合という展開は熱いというコメには激しく同意です。
読了日:03月12日 著者:七斗 七
魔法警察ファンシー☆マリリン 2 ~証拠がなくても即逮捕!~ (オーバーラップ文庫)魔法警察ファンシー☆マリリン 2 ~証拠がなくても即逮捕!~ (オーバーラップ文庫)感想
今回もマリリンと零人がわちゃわちゃしながら事件を解いたり犯人を捕まえたりのコメディで面白かったです。ミステリ風味と言いながら特に前半の話はロジックが破綻している訳でもなく、ちゃんと納得出来るあたりがさすがだなと思いました。爆弾魔の話のラストが口絵で描かれてるのは、これはイラストで見たいシーンと思ったのでナイスでした。切り裂き魔の話では同級生の楓も被害者となり、無力感を覚えながらも犯人を捕まえる決意を新たにする零人が熱かったです。マリリンのことが大好きな魔法警察の新キャラも登場し続きが楽しみです。
読了日:03月12日 著者:やますやま
杖と剣のウィストリア(12) (少年マガジンKC)杖と剣のウィストリア(12) (少年マガジンKC)感想
落ち込むコレットをロゼが励ますシーンにウルッと来ました。コレットがウィルと仲良くなったエピソードもグリモアクタ二巻に期待です。イグノールが仲間達への侮辱に憤るシーンも良かったです。ゼオとの対戦で追い詰められたウィルが安易な覚醒に頼るな、未知を既知に変えろとこれまでの経験を力に変えるところがまさに初期からのウィルの戦い方だなと思って熱かったです。登場人物も増えていったい誰が敵なのか物語の先が楽しみです。怪しさ通りワイズマンが敵なのか、ミミリーの元に現れたロスティらしき人物も気になります。
読了日:03月09日 著者:青井 聖

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