5月の読書メーター
読んだ本の数:13
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ナイス数:69
魔王は扇子で蕎麦を食う ~落語魔王与太噺~ (ファンタジア文庫)の感想
楽三師匠のサングラスを壊したハチを庇ってヨタが謝るシーン、楽三師匠も事を荒立てることなく収めようとしてくれていて怖いだけじゃなく人情にも厚い人なんだと分かって良かったです。両親の死とそれに関係するトラウマから大人の前で実力を発揮できていなかったヨタが俯瞰の視点に到達し克服するシーンが熱かったです。大会のトリを控え師匠から「死神」をかける許可をもらいそれまで配信で演じていた魔王を出すことで最高の死神を演じるラストは、そこまでの全てが繋がるようで熱かったです。
読了日:05月29日 著者:春風亭 吉好,落語芸術協会
非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか?2 (ファミ通文庫)の感想
現代科学では説明できない異能犯罪に翻弄される警察組織の様子や夜の公園での暗闘などが現代伝奇バトルという感じでとても好みでした。燐香を巻き込ままいとする神楽坂とそんな彼との連絡が疎遠となり気にしつつ自分の周りから脅威を排除しようと動く燐香の動きが重なるステルとの戦いが熱かったです。異能者としての正体を現した飛鳥も燐香不在時のバディとして良かったです。ステルが派手に暴れた様子が拡散されたり柿崎達が襲われたりと徐々に異能の存在が公になりつつあるのがどうなっていくのか気になります。
読了日:05月27日 著者:色付きカルテ
シャーロック+アカデミー Logic.4 犯罪RPG (MF文庫J)の感想
前巻で不実崎と激しい戦いを繰り広げた末に敗北した穂鶴を待っていた衝撃のラスト。一度転がり落ちた穂鶴は犯罪RPGのクリアを目指し罪を重ねる覚悟を決める。傷口の描写が太字になっていたので実はトドメを刺したのが穂鶴じゃないパターンなのかなと思っていましたが、分かった上で恋道の引き返す忠告も無下にしていたのは救いようがないなと思いました。それでもそんな彼を助けようとした不実崎が格好良かった。そして全ての出来事を予測し決め手となる証拠を逆算から作り出していた黒幕探偵の推理には驚きでした。
読了日:05月26日 著者:紙城 境介
頭脳と異能に筋肉で勝利するデスゲーム 1 ~頭脳戦に舞い降りた最強のバカ~ (オーバーラップ文庫)の感想
1ページに「バカ」が何回出てくるのかというくらいのデスゲームコメディで、このまま死人0で進むのかと思いきや、意外と死者が続出でそうなのかーと思っていたらループものであることが明かされビックリ。次は誰も死なせないと決意するバカにヒーローの姿を見てウルッと来ました。そこで挟み込まれる真の目次の演出もかっこいい。比べると口絵の目次が余白が多かったり、本自体の厚さも結構厚いなと思っていたのでこの展開がやりたかったからかと納得。海斗がバカを殺そうとしても思い切れず、次第にバカに心を許していくところが良かったです。
読了日:05月25日 著者:もちもち物質
よって、初恋は証明された。 -デルタとガンマの理学部ノート1- (電撃文庫)の感想
読み始めて思ったのは描写が綺麗だなということです。岩間さんのヒロイン感や学校周辺の自然の爽やかさみたいなのを感じて、でも堅苦しくない読み心地がとても美しかったです。デルタ達が生物部に入るよう誘導されていたと気付いてなお生物部に入ろうとしてくれた場面は寂しげな部室の様子に切なさを感じていたので優しさにウルッときましたが、喫茶店でのやり取りまで計算されていたのかもというラストにはゾッとしました。自分のために決断したという岩間を想ってデルタが黒幕に怒りと決意をぶつける場面も良かったです。
読了日:05月25日 著者:逆井 卓馬
嫉妬探偵の蛇谷さん (2) (ガガガ文庫 ガの 2-2)の感想
二人登場する中学の同級生のうち鏑木は傲慢で自分のために野水君を犠牲にしたのが実にそういうキャラっぽくて良かったですし蛇谷さんとのバチバチも面白かったです。今回は大きな流れの中に小さな謎がちりばめられていて、特に駄菓子屋で出会った謎の叙述トリックにはそういうのもするのかと驚きましたし、嘘を吐いていたというのがメイントリックのヒントになっていたのが上手いなと思いました。序盤の妹の事件で会った人物が鍵になっていたりヒントの回収が面白かったです。普段はちゃらんぽらんだけど生徒のために熱くなれる小森先生が好きです。
読了日:05月25日 著者:野中 春樹
嫉妬探偵の蛇谷さん (ガガガ文庫 ガの 2-1)の感想
自分以外の全てを妬む蛇谷さんと思ったことが全て顔に出てしまうから蛇谷さんのそばに居られる野水君のコンビがとても良かったです。特に恨み節ばっかり言ってるのになぜか憎めない蛇谷さんのキャラが良かったです。蛇谷さんは持ち前の推理力で犯人達を追い込み犯人は自白するけれど、さらにそこにある嘘を暴いていく展開が面白かったです。連作短編だけど最後はそこまでに張られていた伏線が回収され蛇谷さん達の過去と繋がっていくのが面白かったです。
読了日:05月24日 著者:野中 春樹
Re:ゼロから始める異世界生活Ex6 剣鬼戦歌 (MF文庫J)の感想
ヴィルヘルムに夫として父としての在り方を教えたベルトールが家族を守り逝ってしまったのは悲しいけど立派な最期だったと思う。アニメ三期を観た後なので魔眼に囚われたテレシアの前にアストレアの男達が現れたところはその姿を思い浮かべることが出来て良かった。終盤ボルカニカが現れるけど、この何十年後に精神が死んでしまうというのは違和感があるので敵の罠にかかってしまうのか、それとも既に死んでいてルグニカの危機にだけ反応するのか、再登場した本編で語られるのか気になる。愛されて生まれてきたハインケルには今後救われて欲しい。
読了日:05月20日 著者:長月 達平
七つの魔剣が支配するXIV (電撃文庫)の感想
異端の侵攻が始まり戦火に包まれるキンバリー。敵の策により最大戦力である教師陣を欠くなか生徒達による防衛戦が始まる。プロローグの日常が終わるとバトルの連続、キンバリーを襲う敵陣も強大で、目まぐるしく移り変わる戦場の描写にハラハラドキドキ。ナナオが強敵との戦いの中でアシュベリーの魔技に挑戦し見事敵を倒すという場面があり、やっぱり必殺技の継承みたいなシーンは熱いなと思いました。カティは別の異端から絶界を継承しましたが、自分が神になる、みたいな方向にいきそうで心配。デアエクスマキナを前にしたピートの決断やいかに。
読了日:05月19日 著者:宇野 朴人
掟上今日子の色見本 (講談社文庫 に 32-50)の感想
誘拐犯にまんまと誘拐されてしまった今日子さん。須永昼兵衛の大ファンというのを突かれてしまい犯人の思惑通り旧車に目を輝かせる姿が普段のクールな姿と違って可愛かったです。久々に親切守が活躍。厄介は電話でちょっと登場。彼が語り手の時は気にならなかった今日子さんへの偏愛ぶりが他人の目から見るとかなりヤバい奴だなと思いました。親切と今日子さんの連携で無事脱出出来たのが面白かったです。戦闘機と同じ価値の頭脳や、紛争地域も含めた世界各地で撮った写真など羽川との繋がりを匂わせる描写が多かったのが楽しかったです。
読了日:05月06日 著者:西尾 維新
少女星間漂流記3 (電撃文庫)の感想
「産の星」は「子の星」のトラウマ再び。「食の星」といい鬱エンドの話の方がインパクトが強い。「慈の星」の謎から始まり最後願いを曲解して叶える悪魔を攻略するような展開になっていったのが面白かったですし、願いを叶える存在が悪魔ではなく慈悲だというのがこれまたブラックユーモアで良かったです。「没の星」はサンタの話題での始まりやトートロジーにハルヒっぽいなと思っていたらまんま『程度の低いパロディ』でなるほどと面白かったです。最後はキョンの名ゼリフで締めて、ページをめくった後にリドリーの挿絵がくる構成が良かったです。
読了日:05月04日 著者:東崎 惟子
変人のサラダボウル (8) (ガガガ文庫 ガひ 4-22)の感想
アルバに懐かれた友奈。最初は避けていたもののアルバの粘りに負けて徐々に打ち解けるようになっていく様子が日常系な感じで良かったです。惣助はブレンダと共に遊園地デートで絶叫系巡り。絶叫系ガチ勢の楽しみ方が面白かったです。探偵事務所の入っているビルが水没し取り壊される事になったのは驚き。旅に出たリヴィアは行く先々どんなことをやってくれるのか楽しみ。社長から降りたリヴィアとは逆にサラが芸能事務所の社長になる展開が面白かったです。
読了日:05月02日 著者:平坂 読
我が焔炎にひれ伏せ世界 ep.4 隣国、黙らせてみた (角川スニーカー文庫)の感想
前回攻め込んできた隣国ゾルグァンに潜り込んだホムラ達は王家の派閥争いに巻き込まれ、恒久和平を条件に出してきた第二王子の穏健派に付いてクーデターを興すことに。プロトとツツミの活躍で一度は勝利したものの、第一王子が魔王軍の呪血で異形と化し総力戦へ。やりたい放題やってる五人の中で、プロトがホムラを守るために覚醒。仲間のためにというのがちょっと意外な感じでしたが、白銀の外骨格を纏い巨大ロボ化するというのは素直に格好良かったです。序盤ですでに約束されていた土蛇の助勢や最後のツツミとの連携も熱かったです。
読了日:05月01日 著者:すめらぎ ひよこ
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