【感想】とある魔術の禁書目録外伝 エース御坂美琴対クイーン食蜂操祈!!

ネタバレあり

 学園都市の超能力者レベル5 御坂美琴と食蜂操祈を思いっきり戦わせてみようというまさに外伝といった内容。

 ささいなきっかけでいつも通りケンカを始めた二人だけど今回は勝手が違う。お互い能力をフルに使い遠慮なしの全力全開。御坂はミサカネットワークを使い絶対能力レベル6 に届く雷神化、食蜂はAIM拡散力場を掌握しヒューズ=カザキリの力を手に入れる。学園都市が崩壊するほどのバトルの最中にはいろんなキャラも顔を出しお祭りノベルという感じで面白かったです。

 そんな色々デタラメな戦いの最中に美琴は今はいったいいつの時系列だというメタな疑問を抱きます。明らかになったのはこの学園都市は異世界に存在し、都市の外には剣と魔法のファンタジー世界が広がっていること。ひょんなことから死んでしまったらしい二人は輪廻女神サリナガリティーナにより異世界に転生させられていたという事実でした。

 元の世界に戻る方法を探す二人は途中で奴隷にされていたエルフの少女を助けます。

 奴隷制度に怒りを燃やす二人は目の前のエルフ達を助けていくうちに世界全体を変えていくことに。

 元の世界の戻るカギとなる三魔王という存在を知らないうちにもののついでに倒してしまっていたというお約束な展開が面白かったです。

 御坂に都合の良すぎる世界だったり適当な神話から取って付けたような固有名詞など伏線のようなものはありましたが結局輪廻女神サリナガリティーナがほんとだったというラストでした。