【感想】灰と幻想のグリムガル level.20 かくて星は落ち時が流れた

ネタバレあり

「最終章と言ったな、あれは嘘だ」
 いつも意外な展開で驚かせてくれるグリムガルですがまさか主人公交代(?)で新章がスタートするとはもう何でもありだなとビックリです。二ヶ月連続刊行でいよいよクライマックスかと思っていたらこんなことになるとは。

 ワンダーホールに集結していた義勇兵達と再会し世界腫への反撃の準備をするハルヒロ達。

 そんな中ランタとユメの間に子供が生まれ一筋の希望が差す。

 不死の王ノーライフキング と共闘することになり世界腫との戦いに挑むハルヒロ達。不死の王ノーライフキング により世界腫が滅ぼされるが世界腫によって封印されていた光明神ルミアリスと暗黒神スカルヘルが復活してしまい光魔法と闇魔法の使い手は神の意志が乗り移ったかのように互いに殺し合いを始めてしまう。

 ハルヒロの回想としてスタートした今回なんとなく不穏な感じは匂わされていたのですが、まさかまさか、暗黒神の従僕に堕ちかけていたランタに介錯を請われハルヒロが彼を手にかけることになるとは……。十文字先生えげつないことをされる。

 ハルヒロもアインランド・レスリーと融合し明かずの塔の番人となり、かくて再び時は流れる。

 義勇兵達は日本からグリムガルにやって来ていることも確定しその日本にもなにやら異変が起こっているよう。これからどんな展開が待っているのか、まだまだハルヒロの苦難は続きそうです。