【感想】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 19

ネタバレあり

 フレイヤ編の大決戦が終わりベル君も束の間の息抜きの学区編。

 第一章はフレイヤ編のエピローグとも言うべき内容。派閥大戦の後始末で【フレイヤ・ファミリア】の処遇がどうなったのかや『階位昇華』レベル・ブースト が露見した春姫を取り巻く環境などが語られますが、一番大きな変化と言えばリューの【ヘスティア・ファミリア】への加入。Lv.6の加入で盤石の布陣となった【ヘスティア・ファミリア】の次の冒険が楽しみです。

 ソード・オラトリア13巻でレフィーヤが深層のベルにも劣らない死闘を繰り広げた反動かベル君の方はエイナさんの妹ニイナ達と知見を広めつつ比較的穏やかにアオハルな学校生活を送っていました。

 超素人を演じながら後衛で仲間達の動きを観察するベル君がリリのやっていることを思い出しながら行動するのがリリのことを大切に思ってるんだなと嬉しくなりました。

 追い詰められた時こそ好機と地形を活かし『インファント・ドラゴン』を倒し『第三小隊』の仲間が一つになるところはウルッと来ました。

 ゴライアスに追われ危ない場面もありましたが最後は『第三小隊』の仲間達とちょっと足を伸ばして『修学旅行』でダンジョンの未知の光景を見たり結局レアモンスターと本気のバトルをしたりと面白かったです。

 ニイナがアールヴの名を告げる魔法を行使したのは驚きましたが母がリヴェリアの従者だったことを考えるとさもありなん。

 ベル君に憧憬を抱いたニイナが【ヘスティア・ファミリア】加入を目標にしベル君に向かう矢印がまた一つ増えた模様。学区編はもうちょっと続くようですがリリが欲を言えば戦力に純粋な『魔導士』か『治療師ヒーラー 』が欲しいと言っていたというのはやはりニイナ加入の伏線か?